MUKU-DATA  花梨無垢フローリング 15x90mm 乱尺 無塗装  25年経過
自宅で過ごす時間は少ない方ですが、
昨日は雨、夕方一人リビングでボーっとしていて無意識に花梨の床を眺めていた。
築25年、合板に突板貼りのカラーフロアーってやつが全盛の頃
リビングの8帖弱と2Fの6帖のみ無垢のフローリングを貼らせてもらった。
リビングは花梨、2Fは倉庫で埃を被っていた桧。
当然無垢のフローリングだから一枚一枚木目は違うし、
桧は未だに湿度の変化で収縮を繰り返し実突付け部分の目地が開いたり閉じたりしている。
いづれも無塗装のまま施工し、そのうちにオイルかワックスなど塗ろうと思いつつ
25年も経過してしまった。
もう塗る気はないし、特に問題もないのでこのままでもいいと思っている。
週末に来られたお客様の無垢床材の話を思い出していた。
ホール回りはオーク、個室はチーク、栗、収納は杉、リビングはナラ
素足の裏から伝わる感触がそれぞれに違うんだよねぇ~ って
オークはこうで、チークはこんな、栗が一番いい感じかなぁ・・
意識して質感の違いを感じ取っていることが良くわかります。
それぞれの材種を足の裏では感じ取った事はないが手では常に触っているので
まさに言われている通り想像できて、そうなんだろうなぁ・・って思いました。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚 本物の木は五感を働かせてくれるかと思います。
工業製品だけの室内と無垢材を多く使った室内
それがどう人に影響を及ぼし、どういった感性を持った人に育っていくか?変わっていくのか・・?
厳密な実験データーを見たことはないですし、
そんな酷な実験は存在しないのかもしれませんが、
データーなんてなくても、どちらが感性や情緒豊かになっていくかは
明白なことだよなぁ・・って。
色、木目、質感、香り、変化、・・・
当たり前に無意識でいる床材
ふと花梨の床を見ながら、そんな事を感じていました。

コメントを残す